なぜなぜ分析しても本質的な改善につながらない理由

 私は大手ITベンダーに勤めるシステムエンジニアです。運用保守の担当をしているとトラブルが発生します。トラブルが発生したとき、原因究明の手法としてよく「なぜなぜ分析」が実行されます。しかし中々上手く原因究明できません。その理由を書きたいと思います。

1.なぜなぜするのが難しい

 なぜなぜ分析は「なぜ」と原因を繰り返し深堀していきます。未経験者には難しく行き詰ります。

2.原因を1つに絞ってしまう

 「なぜ」を繰り返していくと最終的に原因を1つに絞っていきます。しかし通常、問題が発生するときは複数の要因があります。複数の要因に対し対策を講じる必要があるため原因を1つに絞ってしまうことは他の原因を見逃してしまうことになります。

3.報告しやすいように書いていく

 結果のパターンがある程度決まっていて報告しやすいようにそのパターンに合わせて書いていくことになります。もしくは上司のレビューにより、そうなります。根本的な改善に繋がらないこともしばしば。

最後に

 なぜなぜ分析そのものは非常に有効なツールです。しかし使いこなすには相応のスキルが必要といえます。