メンタルの弱い奴は要らないというお偉いさんの考えにはやっぱり賛成できない

 最近、社内SEの同僚が1人退職を決めたらしい。どうやら私が転職する前から「うつ病」で休職していたようで一度も会っていない。その人の前にも1人、会社を辞めている。

 結果、現状は情報システム部の大半の人間が中途採用の1~4年目の社員で構成されている。色んな会社で経験を積んだ人材が揃うので、それなりにプログラミングのスキルなどはある。

 しかし、やはりこれまで経験してきた組織文化が異なっているため、全体的にまとまりがない。そしてこの組織の次の展開を考える。

部長、課長は次々と迎え入れる中途採用者の教育に四苦八苦

 もともとそんなに人数も多くなかった組織のため、かなり属人的に業務が行われている。そのため、一つ一つの仕事を課長や部長が直接教える必要がある。
 
 人手が足りないけれど、人を入れてもすぐに問題が解消されるわけではない。これは開発プロジェクトも同じ。しかし人を入れなければこの先もずっと忙しい。選択肢がないのだろう。

「ゆっくりでいいから。長く働いてほしい」と懇願する課長と部長

 これは魂の叫びだと思う。別にきをつかっているわけではない。せっかく育てた人材が辞めていくのはつらい。私もプロジェクトやシステム保守で育てた要員を、別のプロジェクトにとられることがよくあった。教育にはかなりのコストがかかる。それが一瞬でゼロになる。これは堪える。

やはり「メンタルの弱い奴はいらない」なんて言っている場合じゃない

 今、IT人材は特に不足している。まして自社の制度や仕組み、システムに精通した人間など、すぐに確保できるわけがない。

 そんな人間をいとも簡単に辞めさせることはビジネスライクに考えても正解ではないと思う。それに人をマネジメントする能力に問題があるのでは、とも思う。単純に個人の責任ではない。そしていくら偉くなっても、人を軽んじることは良くないことだと思う。