老害エンジニアの間違った「おもてなしの心」とは

どうも、アラサーのシステムエンジニアです。

以前の職場でのことです。

情報システム部門の一番の長がこんなことを言っていました。

「俺たちはおもてなしの心をもってシステムを改修していくんだ」と。

この長が言いたかったことは何だったのでしょうか。

きっと、システムを利用する人に対し、きめ細やかな対応をしているんだ、ということだったのでしょう。

この長は自分たちの仕事に非常に誇りを持っていましたが、私には“いい仕事”には見えませんでした。

というのも、この「おもてなしの心」のせいでこの会社には2つの問題が起こっていました。




現場からの「使い方が分からない」や「これでは困る」の声

どうやらシステムの細かな仕様を決めていたのは一部の営業の長が中心のようでした。

よくある話ですが、どうも他の部門との連携や折り合いが悪く、他の部門がシステムの改修についていけませんでした。

あまりにも細かな改修をするもんだから、現場からは「使い方が分からない」と。

また他部門からはどうも仕様上の不具合が多く「これでは困る」という声が上がっていました。

これらを上手くフォロー出来ればよかったのでしょうが、上手くいかず。




ビジネス展開に暗雲

一つの場所で一つのシステムを運営していくだけならよかったのです。

しかし、いざこの独特なシステムを他の会社や他の工場に適応させたり、あるいはデータ連携をするとなったとき。

あまりにも複雑な作りになっていたために、ビジネス展開に暗雲が立ち込める事態に陥っていました。

良かれと思ってやっていたことが、会社の足を引っ張る結果になっていたのです。

しかし、それに気づく人は誰もいませんでした。

ただただ、このシステムは良く出来たシステムだから難しいんだと言っていました(笑)




最後に

「おもてなしの心」はとてもいい言葉だと思います。

しかし、ビジネスの場面では多角的に考えなければなりません。

単純に目の前の人に評価されることだけを考えた行動は「おもてなしの心」でもなんでもなく自己満足なだけの気がします。