1人の管理職が管理・マネージメントできる人数には限界がある

 私は以前、大手IT企業に勤めていました。当時所属していた部署では1人の課長に10~30人、1人の部長に60人ほどの人間が組織されていました。当時から単純に疑問を持っていたのですが、果たしてそんなに多くの人数をマネージメントすることが可能なのでしょうか。

1人がマネージメントできる人数は7~9人程度である

 マネジメントの本を読むと1人でマネージメントできる人数は7~9人とあります。では大手IT企業の課長や部長はどのようにして多くの部下をマネージメントしているのでしょうか。

 答えは簡単です。マネージメント出来ていないのです。部下がプロジェクトでどのような仕事をしているのか、どういった予定で動いているのか、把握していません。もし仮に1週間無断で欠勤していたとしても気づかない部長もいるでしょう。

苦しんでいる部員に気づかない上司

メンバーの担当している仕事すらわからない状況です。ましてやメンバーの疲労度や精神状態などわかるはずもありません。そういった状況下で何が起こるかというと、定期的に人が倒れていきます。

 統制がとれず勝手に動いている人の集団でしかなく、その歪からストレスを抱え、うつ病となり倒れていきます。