「生まれ変わったらスズメになりたい」by都会のオアシスに佇む社内ぼっちの私

いつもの昼食。

いつものように孤独を愛する。昼休みを満喫。
そしていつものように会社の周りを散歩。

でも今日は少しご飯を食べるのが早かった。
たまには、一本奥の道に入ってみよう。

見渡す限り、ビルだらけの見慣れた街並み。
しかし、私には何か見えていたのかもしれない。

いつもとは違う、何かが。

一本億の道に入ると、何やら開けた場所に出た。

私「あっ!?」

都会のコンクリートジャングルから一本奥に入るとそこにはオアシスがあった。

私は今年に入って一番の感動を覚えた!

そこにはこのオアシスを知った玄人たちが我が物顔でベンチを陣取っていた。

やはりここはただのオアシスではないらしい。

しかし一ヵ所空いている、腰掛けるとしよう。
3分後、どうやらきっといつもそこに座っているであろう男性が来て、ベンチに相席。

仕方がない、私はここでは新参者。相席しよう。
男は何も言わず、携帯をパシャッと音を立てながら、銀チョコを食べていた。

美味しそう。



そんなことを考えながら、少し紅くなった木葉を眺める。
風を感じ深呼吸。いい風だ。きっと一本先の国道からの粉塵が混ざった風なんだろうけど、いい風だ。

粉塵混じりの風ですら、会社では感じることができない。
会社で感じることが出来るのは、空調機から出てくる猛烈な熱風とおじさん連中の汗の臭いだけだ。

子供の遊ぶ声、お弁当を食べるサラリーマンや工事現場のおじさん。
本を読むおばあさん、そこに住んでいそうな格好の人。まるでここは人間交差点だ。

ふと気づくと、昨日の雨の影響で水たまりが出来ていた。
そこには小さな鳥(以下スズメ)が集まっている。

どうやらスズメたちも都会のオアシスに遊びに来ているらしい。
みんなで水たまりに入って、バシャバシャと体を洗っている。

きっと心を清めたいのだろう。スズメも楽じゃないんだな。

でも、スズメくらいの大きさの脳なら思考力も学習能力も低そうでうつ病に悩まされることもなさそう。
それはそれで正直うらやましい。

きっと、スズメにも仲間同士のいざこざやカラスとの縄張り争いなど、生きる上で必要不可欠な衝突や摩擦はあるだろう。
でも、人間みたいに必要不可欠でない衝突や摩擦はなさそう。

生まれ変わったらスズメになりたい。
妻と飼っている犬と共にみんなでスズメの家族になりたい。

そんなことを一人考えながら、また会社に戻る。
いつもと変わらない悲劇の舞台へ。

続く。

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