人とのコミュニケーションでストレスを感じる理由

どうでしょう、仕事で人と関わるシーンでストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。私も対人関係においてストレスを感じますし、結果、うつ病にもなりました。ではなぜ人は、人と関わることでストレスを感じるのでしょうか。

話せば伝わる・理解してもらえるという過度の期待がある!?

例えば知らない犬に「お手」と言って、お手をしてくれる犬はどれくらいいるでしょうか。きっと少ないと思います。そんなときあなたはどう思いますか。

 特に何も思わないでしょう。せいぜい、この子はお手ができない子なのかなとか、主人以外にはお手をしない子なのかなと思うくらいでしょう。知らない犬に対してはその程度の期待値なのです。

 では例えば職場の同僚や部下に対してコミュニケーションが上手くとれないとストレスを感じるのでしょうか。それは犬とは違い、自分の話している内容が理解してもらえる、納得してもらえるという期待があるからです。この期待値がなければストレスなど感じないのです。

なぜ人に上手く伝わらないのか?

 例えば先ほどの例で、犬がお手をしない理由もいくつかあります。犬は経験則的に行動を覚えるようで、決まった人が決まった声・声の高さやイントネーションで、ある程度類似したシチュエーションで指示するから言った通りに動けるというものです。

 思いが伝わるとか伝わらないとかいう話ではないのでしょう。人も同じようなものではないでしょうか。いつもの上司からいつものシチュエーションでいつもの指示を受ければ容易に指示通りのことができます。しかしいつもと少し違うと指示通りのことができる確率は下がります。

 そして人は性格も違えば、育ってきた環境も違います。言葉のニュアンス一つとっても、これまでの経験によって受け取り方は様々です。仕事相手になれば利害関係も生じます。

 ノルマや予算の制約、上司からの指示、個人のモチベーションの違いもあります。この状況下で、一方の思いが正確に伝わるという確率はかなり低い状態です。正確に伝わらないことの方が当たり前なのかもしれません。

まとめ

 人とコミュニケーションをとるとき、原則、こちらの思いは伝わらないという前提で話をしてみてはどうでしょうか。きっと自分の恋人や家族でさえ伝わらないことがあります。

 まして仕事だけで関わる人なんて伝わらないのが当然です。期待しなければ期待を裏切られることもありません。少し寂しい考えかもしれませんが、諦めて、ストレスを感じずに生きていきましょう。